06147 キー配列は頭でなく指が覚えてるライティング三種の神器と神技
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親指シフト配列を覚えているのは頭ではなく指だ
との投稿がありました。
それに対してshio.iconは下記のコメントを投稿。
shio.icon 頭でなく指が覚えているというのは、キー配列の如何を問わず共通です。親指シフトだけでなく、40年以上前に最初に身につけた英文タイプライターの配列、33年前に使い始めたMacのUS配列、dvorak配列、そしてMacのJISキーボードの英数モードの配列もすべて指が覚えています。キーボードを目視やチラ見する機会は一切ありませんから、タイピングというのはそういうものですし、そうなるように訓練するものだと思っております。
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shioゼミ学生たちにも同様に指導しています。
文字を書くとき、鉛筆を見ますか? 見るのは文字でしょう。
釘を打つとき、金槌を見ますか? 見るのは釘でしょう。
運転中にハンドルを切るとき、ハンドルを見ますか? 見るのは前方の道でしょう。
食材を切るとき、包丁を見ますか? 見るのは食材でしょう。
ボールを打つ時、バットやクラブを見ますか? 見るのはボールでしょう。
いずれも道具を見ない。チラ見すらしない。
道具を使うとき、道具は見ない。道具を扱う手元は見ない。その道具が作用を及ぼす対象を見る。道具とは、身体の延長として扱えるように習熟することが必要です。
「扱」とは「手」が「及」と書く。手で感じ取って操作する、身体の延長です。
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キーボードだって同じ。
なぜキーボードを見るのか。日本の小学校できちんとタイピングを教えていないからなのではないでしょうか。
shio.iconは小学生の頃、自宅にあったタイプライターと、タイピングを14日でマスターできるという教則本を使って、完全タッチタイピング(当時はブラインドタッチ)を独習しました。そのテキストには、キーボードを一切見ない、絶対見ない、が最初から徹底されていました。その指導に従って進めれば、何の苦もなく自然と14日で身についたのです。 shioゼミの学生たちには、初めから、ホームポジションに置いた両手の上にタオルなどを常時かけた状態で練習するよう伝えています。キー配列表を画面上に表示するなりプリントして横に置くなりし、それはどんなに見てもいい。でもキーボードは見ない。そして絶対に間違えないよう、細心の注意を払い、ゆっくりと、確実に、押鍵する。打鍵しない。使う指のみを動かし、そおっと押し下げる。他の指はホームポジションに置いたまま動かさず、力は抜いたまま。
そういった基本を忠実に実践すれば、着実にタイプできるようになる。絶対に間違えることなく確実に入力を続けていけば、スピードは後からついてくる。焦って早く「打とう」として間違えると、それをデリートする必要が生じ、どんどん間違え癖がついていく。一向に速くならない。ゆっくりゆっくり、指1本のみを動かして、静かに押し下げるのです。
この方法で訓練をすれば、どんなキー配列であっても確実にタッチタイピングできます。キー配列を問わない。キー配列を指が覚えます。
日本経済における労働生産性の低さには様々な要因があるでしょう。事務作業の多くをタイピングで行っている現在、タイピングの速度は労働生産性に少なからぬ影響与えているはずです。
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2. 押鍵総数がローマ字入力の半分近くで済む親指シフト 3. かな漢字変換捜操作がほぼ不要なMacのライブ変換 ちなみにライティングにおけるshio.icon 的「三種の神器」は、 です。Scrapboxは有体物ではありませんが「器」なので。
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